日記~書くんじゃなくて喋るんだ~ (06/04/16)

今回は
すごく親しい人にしか言わないことを吐き出してみようと思います。

私は、あんまり人と接するのが得意じゃない人間なので
こうして、毎日  
日記等で心の中を吐き出すことでバランスを取って生きています。

日記とかいっぱい書くのを
「マメだね~」と言われること多いけど
ちっともマメじゃありません。

私にとって「書く」時は
BBSへのレスやメールの返事の時が「書く」時です。

日記やコラムは
私にとって「喋る」行為です。

亭主のいない時間にお茶とか飲みながら
しゃべりたいことを機関銃のようにしゃべりまくる
奥様達の井戸端会議みたいな感覚だと思います。

ブラインドタッチだと、思考速度で文字を打つので
「書く」というより話しているような感じ。
頭の中に浮かんだことを、浮かんだまま脳と手が直結して
つらつらタイプしてる感じ。

だから、心の中にある考えや話を
が~っと日々喋り捲る。

人間の脳味噌はとんでもない速度でとんでもない量のことを
考えるものです。(東京大学物語のイメージ。笑)

無口な人も、心の中はとてつもなくお喋りなのです。

人は子供のまま正直に生きれば、きっと誰でも
「ね~ね~聞いて」とか「あのねあのね、今日こんなことしたんだよっ!」
ってお喋りしたくなるはず。

特に、SMという世界は
日常生活で生きていくために、
自分で一杯着こんでしまった重くて分厚い
心の鎧を脱ぎ捨て、生まれたままの「生身」の自分になりに来る世界 。

皆、子供になって、泣いたり笑ったり喜んだり感じたり
正直に生きられたらいいな、って思うのです。

それがなければ、
SMである理由も必要性もなくなります。

「非」日常だから、ものすごく興奮したり楽しかったりするのに
その仮想現実の世界に日常の鎧を着たままの自分を持ってきて
格好つけて体裁を取り繕ったり
人を妬んだり、憎んだりしても、何の意味も無いと思います。

そんなことをした途端、自分を軽くできる魅力的な非日常が
一辺に色あせて、味気の無い、むしろ自分の心を深いところまで傷つけていく 辛い世界になってしまいます。

皆子供のままいましょうよ。
いっぱいお喋りしましょうよ☆
私はそう思ってます。
そういうわけで、私はいつも一方的に皆に甘えてお喋り聞いてもらってます。(皆様に感謝です)

とまあ、
今はこんな風に日記という形でお喋りするのを楽しめていますが
このサイトを始めた頃は、毎日書くことが苦痛でした。

SMクラブだけで生計を立てていくことが精一杯で
仕事の為に日々、プレイの感想や思いを日記に書くように頑張っていました。

小さい頃から日記を書くことを習慣付けられなかった
私にとって、毎日書くことはかなり大変で面倒なこと。
けど、仕事として女王様だけで生きて行きたいと夢見る私に
出来る努力といったらこれぐらいしかわからなかったんです。(笑)

毎日じゃあ書くことないし、書くほど熱いことも日々あるわけじゃなかったし、習慣になるまでは苦痛でした。

すごく頑張って書いてた日記も、いつの間にか時間が経つと
日記に書いたことを読んで、そういうプレイがしてみたいと思ってくれる
新しいお客さんと沢山出会えたり
弱音を吐いちゃった時にはたくさんの「頑張れ!」をもらえたり
うれしいことを沢山もらいました。


その当時あった女王様サイトは、

「え~!こんな年中エレガントな人SMクラブにいるの??」
「いくらなんでも女王様然としてるだけじゃないでしょ!」

と思っちゃうような内容の所がほとんどだったので

女王様も普通の女!
普通の女だから、女の部分で男を支配できるんだよ。

普段はヌケてて、ぼけ~っとしてたり、寂しがりで甘えたがりでも
男を支配したい性癖を持った女性は居る。(自分のこと。)

女王様なんてお店でプレイするだけの商売人ばかりじゃない!
それをすごく主張したかった!(青臭くて暑苦しいぐらい)

当時は地方でS女性がSMをするのは、
SMクラブでするぐらいしか手段が無かった。

お店も風俗や水商売的な考え方だから
自分の奴隷になりたいと通ってくるお客さんと、連絡先を交換することも
プライベートで一緒に食事にすることも厳しく禁止されていた。
(そこは今も変わらないのかもしれないけど。)

お店に来てくれる奴隷から色んな本をもらい、SMへの考えをより強く描けるようになっていくうちに、クラブでのSMと生き方としてのSMの違い
について悩むようになりました。

お店の外でプレイするのは無論、クラブに所属する以上ルール違反。

お店を抜いてプレイをしたい、ということではなく
自分の奴隷と気持ちのやりとりを、自分の時間でメールしたり
一緒に食事をする時間で深めて行きたいと思うのですが、当時のクラブでは許されないことでした。

こっぴどく叱られたりもしました。「会員さんはお店のもの!」そう言われ。

私は、クラブに籍を置いている時は個人奴隷でもプレイはお店だけで
してきたつもりなのに、本当の関係を築きたいという気持ちは
中々、純粋なものだと理解してもらえることはありませんでした。

(数年後、東京である程度仕事をし始めてからは少し理解はしてもらえたようでしたが。)

SMはそんなもんじゃない、そんな気持ちが強くて雑誌やネットで見る東京で繰り広げられるリアルな世界に憧れました。

色んなことがあるごとにその思いがどんどん強くなり
とうとうその気持ちだけで突っ走り、福岡での住まいも全部引き払って身ひとつで上京したのが6年前ぐらいです。

田舎で描いた夢は、やっぱり夢の世界で
東京のクラブでも、プライベートから奴隷を従え暮らしている方とはほとんど出会えませんでした。(その当時)
なんかヨーロピアンだかエレガンスだか、直接見てる姿とは違う姿を演じて、そのギャップに自分自身で苦しんでいる方を沢山見かけるぐらいで、すごく切ない寂しい気持ちになることが多かったものです。

だから、ドジでノロマで不細工でアホでスタイルも悪い(コンプレックスの塊!笑)な自分でも
M男さんと変わらぬ性癖の部分に苦しみ、性癖を愛し、
それ無しでは生きられないS女の姿をありのままを見てもらいたいと思いました。

福岡に居る頃から、ずっと自分の失敗も怒りも喜びも恋愛もセックスも全部書いていました。
(今は内容が少し大人になりました;)
その結果、奴隷と揉めたり人と喧嘩するということもありましたが

あまり社交的な人間ではない私の心の深いところで思うものを理解してくれる人たちが出来て 、
SMでしか生きられない苦しみを理解してもらえる「世界」ができたことを感じて、私自身心が軽くなりました。

「お仕事」として一生懸命書いていた日記が
段々、自分の心を軽くする水抜きの場になっていきました。

すごく辛い時期は書くのが本当に苦しかったこともありました。

でも、本当に「継続は力」となって
私を励ましてくれたり、勇気付けてくれたり
自分の思いをフィードバックさせてくれたり
色んなことで助けられてきました。

1つの習慣
1つの役目
1つの仕事。

何でも、ずっと続けていくことは
一番大変なことだと思います。

派手なことを好む人は多いです。
でも、地味でもコツコツ少しずつ積み上げていく事ほど
強くてかっこいいことは無いと思います。

細々とでも同じ事をずっと続けている人は凄いと思います。
調子悪くなってかっこつけた言い訳して
「やめます」「やめました」は
いくら理由が格好の良い響きでも、格好良くは見えないものです。

熱く突っ走って
壁にぶち当たって
悩んだ時、言葉に救われたことが何度もありました。

中でも、1番大きかったのは私のメンターからの

「真っ直ぐに進む!」

というシンプルな言葉でした。

人間、カッコや体裁を考えて行動していても
一本筋の通った考えが無ければ
行動も不安定で
進む道も簡単に曲がってしまいます。
曲がった道を進んでも、不安がついてまわるばかりで
自分の描く真っ直ぐな未来へは
なかなか辿り付けません。

色んなことがあり、色んなことを言われ
悔しくて、情けなくて、惨めで
人を信じられなくなったりしたけれど

ずっと目指すところは変わらないから
過程は様々あるけれど
確実に少しずつ、少しずつ
自分の求める答えに近付いて行けていると思う。

 

自分の決めた真っ直ぐな道を
ずっと歩いていきたい。

だから、ずっと毎日
喋り(書き)「続ける」。

そして

人を、SMを、愛し「続ける」んだ。

 

私のお喋りな頭は、今日もいっぱい皆さんに甘えて吐き出しちゃいました

(照)