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ここ数年、ショーの時にショーアップの方が
「一本鞭 女王」と紹介してくだるせいか
「一本鞭で有名」とか
「鞭捌きが上手い」
とか言ってもらうことが多くなりました。
いつも妙に恥ずかしくなったりするのですが
私は鞭が好きなだけで、鞭が上手いとは思いません。
鞭ばっかりが好きなわけじゃなくて
相手と真剣に入り込めるプレイが好きなだけで
縄やアナル責めや圧迫系のプレイも大好きです。
プレイをしていて、相手の様子を見ながら
自分の責めたい部分を、確実に責められるだけで
普通のときに見事なクラッキングや鞭を振る姿を
期待されると、非常に困ります(笑)
見事な鞭など出来ませんから☆
私の中に、SMのON/OFFスイッチが明確に出来ていて
ONの時の自分を見せるのは、プレイする相手だけです。
いつでも誰にでも見せるものじゃないと思ってます。
女王の嗜みかな、とも。
プレイの時はいつも「無心」でやっています。
遊びに熱中している子供みたいな感じで。
私にとって鞭はプレイの時に、自分の体の一部として
相手を責める僕みたいなもので
プレイ以外でそれを扱っても、プレイの時のような
動きは出来ないと思うのです。
・・・説明難しいなぁ。
本能というか、相手に対しての「心」で打ってるものです。
心があれば、相手を気遣ったり押さえ付けたり
追い込んだり・・・自然と色んな部分が出てくるはずです。
自分の心の動きを、体の一部である鞭が表現する。
そういうものだと・・・。
よく同じ鞭が欲しい、ということも言われます。
でも、私の鞭がその人に合うか
私にはわかりません。
その方のプレイも見ていないし、相手に対する思いも
知らないので、簡単に紹介する気持ちにはなれないのです。
使い方一つで、プレイする相手を立ち直れないほど
ボロボロにもできるし
体は傷付いても心の繋がる行為にも変わるものです。
私はただ単にスポーツのクラッキング用として
普及させたいとも思いません。
プレイする相手に対して、自分の心を描き出す道具
として大切に思っているものです。
それがあるかないかの判断が出来ないことが怖いです。
長い一本鞭はたくさんあります。
作られている国・革の素材・構造・・・
分類的にも様々です。
私がBull Whip Snake Whipを使っているからといって
Bull Whipを買えば同じものになるわけではありません。
一本鞭にもたくさん種類があります。
例えば
・Bull Whip
・Stock Whip
・Snake(styled)Whip
・Target Whip
・Signal Whip
等など
そして編み方も、4本編み~16本編み等
編む革の本数も違います。
そしてグリップの長さ・形状・重さ等も
様々です。
その他にラットテイル・クラッカー等も様々。
そしてそして鞭自体の素材も
様々な動物の革の種類などの違いもあります。
(牛革はちょっともろいです)
最初の革の加工の技術や、自分のプレイスタイルを把握して、それに合うようオーダーすることでも変わります。
私が危険だと思うのは、「私、牛追い鞭を使ってます」と言って
それを聞いた人や見た人が、全然違う作りの「Bull Whip」を買って、私と同じ使い方をすることです。
基本的に巻き鞭は危ないです。
だから、私は自分のパートナーにしか巻きません。
たまに自分から望んでくれるような人は居るので
そういうツワモノは別ですが
それでも、気持ち的に向き合える相手だと思えた人にしか巻き鞭はやっていません。
(やたらめったらやって、私、行きずりの人全部に対しての責任取る甲斐性持ってませんから。)
打ち方や狙う場所も真剣に見て打っています。
とても集中してやっています。
真剣勝負です。
責めこむ時に出来る傷は「事故」ではありませんが
考えず打って出来る傷は「事故」になります。
それがとても怖いです。
深いダメージを残す打ち方も知っています。
だから、調教の過程やプレイの進み具合によって
与える痛みを使い分けています。
しかし
それが出来るのは、そういうプレイに合った鞭だからです。
例えば、グローブの革で出来たチェコ製の一本鞭で
巻くことは有り得ません。
深いダメージを内臓に与えるのは危険です。
使うとすれば、背中に縦打ちか
お尻や足に横打ちぐらいでしょうか。
チェコの鞭は「鞭のフルコースメニュー」でいうと
「肉」に当たる重いものです。
ダメージも体の奥に残るので、プレイの後半に使います。
フランス料理のフルコースのような感じだと思ってもらえると私のプレイの配分が分かってもらえるかもしれません。
前菜、サラダ、スープ、お魚、お肉、お口直し、ご飯もの(何ていうんだっけ?)
みたいな組み立てがあります。
私のBull Whipはご飯ものかなぁ?
Snake Whipはお口直しみたいな。
そういう風に使い分けるものだと考えています。
一つ一つの鞭には、受ける側に与える衝撃や刺激の
違いがちゃんとあるのです。
だから、鞭の種類だけで選んで欲しくないです。
自分の把握できる距離感、パートナーの体と心
総合的に考えて選んで欲しいと思います。
鞭の職人さんもたくさんいらっしゃいます。
自分のSM観を理解してくれて
細かな要求に最大限努力して「作品」を作ってくださる
方と出会えれば、
きっと自分に合う鞭を知ることも出来るのでは
ないかなと思います。
勿論、良い鞭を知る最大の鍵は
自分の思いを受け止めてくれる、パートナーの存在
だとは思いますが
責め手としては、パートナーに対する責任を考えて
真剣に道具を選びたいと思います。
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